障害者雇用の未来を築く花屋さん

日本では一定割合の障害者を雇用することが義務付けられており、これを満たさない企業は罰金となります。しかし、障害者雇用が進まない実情があります。

近年では、行政さえ、障害者雇用水準を満たしていなかったということが話題になりました。

社会問題となる障害者雇用において、今、先進事例として注目を集める企業があります。
生花&カフェ事業を展開する「ローランズ」。
https://www.floran-jp.com/index.html

都内に3店舗生花&カフェを展開するローランズは、従業員60名のうち45名が障害者なのです。
率いるのは若き女性社長「福寿さん」です。

ローランズでは、障害者の方々の個々の特性に応じて適切なポジションを任せていく働き方を大事にしています。

彼女の手腕は大きな注目を集めており、ついには東京都にまで頼られるまでになっています。

東京都は福寿さんが運営する一般社団法人ローランズプラスと連携して、ウィズダイバーシティプロジェクトを始動しました。
ウィズダイバーシティプロジェクトでは、複数の企業がチームとなり共同で組織を運営し、算定特例制度を活用し、企業は、ローランズプラスに一定の業務発注を行うことで新たに創出される障害当事者の雇用を発注元企業の雇用とみなすことが可能となります。

https://www.with-diversity.com/
つまり、企業は直接障害者を雇用しなくても、障害者雇用水準を満たすことができるのです。
企業は障害者雇用のノウハウを持ちません。
そのノウハウを持つローランズプラスが障害者雇用を担うことは、企業にとっても、そして障害者の方々にとってもプラスなように思えます。

この活動がどこまで広がりを見せるのか大変注目です。

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