街づくりってこうゆうことだ!ヤマガタデザインがスケールもクオリティもスゴイ!
人口13万人の山形県鶴岡市にある「ヤマガタデザイン」という会社のスケールの大きさ、そしてそのクオリティに驚愕させられた。
まず、スケールに驚きました。
鶴岡市は、1999年に「サイエンスパーク構想」を打ち出し、2001年に慶應義塾大学先端生命科学研究所の誘致に成功しました。そこからベンチャー企業も生まれたりはしましたが、実情では、約21haの敷地のうち14haは使われていない状態でした。
そこの活用を切り出したのが、三井不動産出身で現ヤマガタデザインの山中社長でした。
「地域が自立できる仕組みを作ろう」と地元有力者を説得することで、資金を集めサイエンスパークの遊休地にホテル「ショウナイホテルスイデンテラス」をオープンしました。
https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/
ホテルが作れるのほどの資金を調達したって相当ですよね。最初に手掛けたのがこの規模のホテルの建設ってスケール大きすぎてびっくりしました。
また、ビジネス展開のクオリティが高すぎてびっくりしました。
ヤマガタデザインが手掛けるビジネスは主に4つで、「ホテル事業」「子育て事業」「農業事業」「人材紹介事業」。
人口の少ない会社に人を呼ぶためには、それだけの大きな集客装置が必要です。
それを担っているのがホテルとそれに隣接する子供たちの遊び場「キッズドーム ソライ」です。
ホテルだけだと、なかなか目的地にならないですが、体験施設が隣接することで一気に商圏範囲が広がりました。
これで市外からの人の流入を増やし、地域に落ちるお金を増やします。
ただそれだけだと、本質的な街おこしにはなりません。
その地域の主産業の発展なしには地域の復興はないのです。だからこそヤマガタデザインが手掛ける農業ビジネス、農業改革には大きな意味があると考えます。
また、地域が潤うためには人口増加は欠かせないが、人は仕事がないとその地には集まりません。なので、彼らが手掛ける人材紹介事業も街おこしにとって大きな意味を持つビジネスなのです。
単純に観光客を呼び込んで地域を潤そうとする行政や民間企業は山ほどあります。
一方で、ヤマガタデザインがスゴイのはそれをあくまでそれは、収益源・広告塔とし、真の地域復興に必要であるべき事業を行っていることです。
ここまで地域のために深いところまでやれている会社が他にあるのでしょうか。
本当にすごいと感心させられました。