今話題の「パン好きの牛乳」を仕掛けた会社が意外過ぎる会社だった・・・

今、話題の「パン好きの牛乳」をご存じですか。
パン好きの牛乳

2018年4月の販売以降、パン好きの間で話題となり、完売のお店が続出!
2019年4月に発売した「パン好きのカフェオレ」も好調で、シリーズ累計約80万本以上を販売する人気シリーズとなっています。

これほどまでに人気の商品ですが、意外と見たことないという人も多いかもしれません。
それもそのはずで、主な販売場所はコンビニやスーパーではなく、
街のパン屋さんなんです。まさしくパン好きの人のみが知る牛乳と言っても過言では、ないかもしれません。

どうして街のパン屋さんが主流なのか。それには販売するメーカーと大きな関りがあります。

パン好きの牛乳を手掛けるのは「カネカ」。
売上高6,000億円を超し、世界展開を行うグローバルカンパニーです。
代表的な事業は。代表的なプラスチックのひとつである塩化ビニル樹脂をはじめとした素材を製造。販売するメーカーです。
そんな彼らは、食品事業も行っており、今まで製パン業者などに業務用マーガリンを卸してきました。
「パン好きの牛乳」は、この販路を生かした販売戦略を取ったことで、全国のベーカリーで販売される牛乳となったのです。

ターゲットを一人暮らしをする20~30歳代の女性に絞った商品設計と販路に合わせた商品設計が見事にハマった凄い商品です。

もちろんコンセプトに合わせて味にもこだわっており、「牛乳が濃すぎるとパンの味が消えてしまう」という声をもとに、濃厚でコクがあることをよしとする牛乳業界の常識とは真逆のニーズを取り入れたのです。
そこから生まれた味のコンセプトが「コクがあるのに後味すっきり」でした。

こうして一般的な牛乳の3~5割高いにも関わらず、狙い通り、若い女性を中心に人気を集めるヒット商品となったのです。

最近では、スーパーでも販売が始まっており、近いうちにはコンビニでも販売開始されるとの噂ですので、要注目です。

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